【ギフテッドな日々】障害と天才の挟間より速報

動作性IQ141ギフテッド。そんな人の視点から見た世界をつらつらとつづっていきます。

心療内科は何する場所?レポ

 職場の入り口で泣き崩れてしまった翌日、ついに心療内科さんのお世話になってきました。
 本来は、自分にMENSAに入る資格があるのかを確かめたいがために、wais検査(大人の発達障害を判別するためにも使われる検査)をやってくれるクリニック、という事であらかじめ予約を取っておいたのですが、まさかこんな形で功を奏するとは思わなかった。MENSAも大事だけれど、ちょっと今はそれどころじゃない。とりあえず出社すら出来なくなった今の状況をなんとかするべく話をしてきた次第であります。

 予約した当初は「初診で1~2時間くらいいただきますよ」との話だったのですが、実際は4時間かかりました。
 それというのも問診はもちろん、エゴグラム診断による性格特性の認知と治療方針の決定、血液検査、心電図、指先からの自律神経の検査、脳波の検査に至るまで、対話のみならず脳科学の観点からもしっかりチェックしていただいたからです。まぁ他の患者さんもおりましたし、ほぼ薬だけ処方してもらって帰る人もいれば、私同様、初診で諸々の検査を受ける人もいたので、待ち時間もかなりのものになったのですけれど。
 ただし、この辺りは受診する診療所によってかなり異なると思います。中には話だけ聞いて薬を処方して終わり、という医院さんもあるようですし、実際、一番最初に予約を取ろうと思った別の医院さんではwaisの検査も「うちではやっておりません」との事でした。

 で、まずは問診で、ここ最近の自分の仕事っぷりを話しました(前回の記事参照)。「原因はもう自分で分かっているんだねー」と先生。その後、ちょくちょく待合⇔呼び出しを繰り返しながら、検査を進めていきます。

 結論から言うと、“うつ症状”“自律神経失調症”でした。

 感想はどちらかと言えば、あぁ、やっぱりなぁ、という感じでした。だってもろ症状がうつっぽかったですし。
 異常値が出たのは、自律神経と脳波。
 自律神経は本来であれば、活動を司る交感神経、休養を司る副交感神経のバランスが、6:4~5:5くらいがちょうどいいのだそうです。私、1:9w
 脳波については私もよく分からないのですが、α波とかβ波という言葉くらいは聞いたことがあります。どうもそのβ波というのが重症レベルだったようです。

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 画像、ピンクのグラフがβ波で、通常、25以下の数値が理想だそうです。

 25~50がちょっとやばい、50~75がアウト、75~が重症、という感じらしい。

 それで、一回目の脳波を計った後に、看護師さんが声掛けをしてくれながら深呼吸を繰り返して、もう一度脳波を測定する。するとどうでしょう。

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 すごい! 深呼吸だけでβ波が一気に下がって、他の脳波も正常値以上に回復しました!

 お医者さん曰く、「自力での回復が見込めないのが“うつ病”、自己治癒力が残っていて、自力でも回復していけるのが“うつ状態”」だそうです。私の場合は強い回復力があるから、きちんと休養を取って加療していけば大丈夫だろう、と。一か月間の休職指示の診断書を書いてくれると同時に、発達障害の検査もうつ療養と並行しながらやってくれるそうで、本当にいい先生に当たったなぁと感謝しきりでありますね。

 正直、心療内科って話だけ聞いて薬を処方されて終わり、だと思っていたので、いい意味で裏切られました。
 いい医院さんを探す手間はあるかと思いますが、今が辛くて悩んでいる方は、思い切って心療内科に足を運んでみるのもいいのではないでしょうか。

 ちなみに私は健康保険適用で、初診で8000円ちょっとかかりました。色々と検査をしたのが大きかったと思いますが、ご参考までに。