仮想通貨の今後をできるだけ簡単にして予想してみる
ここ数ヵ月、仮想通貨業界全体が下げまくっていたようで、久し振りに追加投資をしてみたので今日はその事について。
動作性IQ141を駆使して、目に見えないものを分析しています(笑) 私的見解をぜひお楽しみください。
仮想通貨を持つなら絶対長期
まず最初に。
私は仮想通貨をいくぶんか保有していますが、基本的に短期の売り買いはしません。絶賛、長期派です。
なぜかというと、仮想通貨業界はこれから発展していく業界だからです。現在はまだ初期段階。「そうはいっても、ビットコインなんて大分前からあるじゃん!」という声もあるかと思いますが、ビットコインが初めて出てきた頃なんてのは、携帯電話に例えるなら、内部基盤ができました。みたいなもんです。その内部基盤に初期の頃から投資していた人達は、その技術的価値に投資していた、と言い換えてもいいでしょう。
今はその技術的価値を、実用的価値に進めていっている段階です。これから実用化されていくのです。その前に、すでにある程度、技術的価値が確立した内部基盤をちまちま売り買いして、一体何になるのでしょうか?
ではなぜ今、仮想通貨は下げているのか。
「国際送金実装とか銀行が参入とか言っても、事実として下げてるじゃん!」という意見について。
ちょっと長くなりますが私的見解を。
まず仮想通貨業界を一つの国として考える
現在の仮想通貨業界は、ビットコインの価値が基準になっています。
ここで勘違いしないでほしいのが、例えばビットコイン=ドル、イーサリアム=日本円、みたいな考え方ではない、ということ。
ビットコイン=日本円、その他の仮想通貨は日本経済全体、という感じに捉えていただけると分かりやすいかなと思います。ビットコインはデジタルという名の国を代表する通貨、という感じでしょうか。
だから各仮想通貨によって価格変動に程度の差こそあれど、それは必ずビットコインの影響を受ける。現実の為替を見てもそうですね。例えば、円高ドル安は国内各企業の事業“内容”に影響は与えないけれども、輸出入の絡んだ“外界”との絡み、つまり日本経済全体には影響を与えるわけです。
これまで実質的にはなんの役割も持たなかったビットコインは近年、機能性を追求した、多くの仮想通貨に分裂しました。いわゆるハードフォークというやつですね。脇道にそれてしまうので詳しい説明は割愛しますが、このハードフォークというやつがビットコイン下げに大きく影響していると考えます。
とりあえず、ビットコインが下がると、つられて他の仮想通貨も下がる。けれども、デジタルという名の国はそこに存在し、内部では活発に活動している、という認識を持っていただければ大丈夫です。
デジタル国という発展途上国
ちょっと話が飛びますが、かつて日本円が1ドル360円という時代がありました。
今はどうでしょうか? 1ドル110円くらいで落ち着いていますよね。
価値の向きとしては逆ですが、現在のデジタル国は、外界(実世界)に対する適正価格を模索している状態なんだと思います。
ここまでビットコインを日本円に例えて解説してきましたが、ビットコインの性能は、実質的には実世界における“金”なのです。
その“金”から、今度は“お金”という、実際的に相対性、流動性のある価値が生まれて、文明を築いていきます。流動性のない金(ビットコイン)を崇めていた古代文明の時代は終わり、実用的なお金(その他の仮想通貨)が文明を築こうとしている。今はその転換期なのです。
金も長い間、実世界における価値の指標となっていますが、時代に合わせて価格は大きく変動しています。
それが今か、もう一度持ち直した後かは分からないけれども、いつかはビットコインの指標としての価値が完全に崩壊する時が来る。
いや、指標としての価値は残るかもしれないけれども、デジタル国内に築かれるであろう社会における適正な価格、に落ち着くのではないでしょうか?
実際、2017年末の1BTC(ビットコイン)200万円は異常であり、個人的にはもうあんなことはないんじゃないかと思う。
仮想通貨に今後、投資していくとしたら
先にも述べたように、これから仮想通貨に投資しようと考えている人は、技術的価値ではなく、将来の実用的価値に投資していくことになります。
この辺りは現実の株式投資と感覚は似ているかもしれません。けれども現段階で、どの会社(どの仮想通貨)が業績を伸ばしていくのか予想をつけるのはかなり難しいと思います。ではどうするか。
(嘘です。気になったICOとかもちょっとだけ持ってますが汗)
でも基本的にはリップルしか買い足しません。念の為、簡単に解説すると、リップルは低コストと迅速な処理速度がウリの、送金/決済に特化した仮想通貨です。リップル単体で何かができる、というのではなくて、デジタル国内での価値をやり取りを迅速に行うことを目的に置いた仮想通貨なのですね。
リップルはいわば、“価値の中継役”です。決して主役となる仮想通貨ではありません。
しかし今後、仮想通貨業界全体が発展していくことに確信が持てるならば、投資する価値は大いにあります。
リップルに投資するということは、仮想通貨業界全体に投資するようなものです。今後のデジタル国内において、どの会社(リップル以外の仮想通貨)が実権を握るのかは分かりません。しかし仮想通貨同士の潤滑剤となるリップルは現在、仮想通貨業界内で時価総額2位であり、よほどの事がない限りは今後もデジタル国内で、中継役としての地位を確立させていくでしょう。
つまり、どの仮想通貨が実権を握ろうと、
①仮想通貨業界が発展していけば、そして、
②リップルが“価値の中継役”として在り続ければ、
それに比例してリップルの価値も上がっていくのです。
最後に
予想はあくまで予想であり、未来に“絶対”はありません。
自信ありげに講釈をたれましたが、リップルだって当然コケる可能性はあるし、私もそのリスクを承知の上で投資を行っています。仮想通貨市場が上記の通りにならなかったとしても、当ブログでは責任は負いかねます。
仮想通貨に限らずですが、投資は自己責任でよろしくお願いいたします。