【ギフテッドな日々】障害と天才の挟間より速報

動作性IQ141ギフテッド。そんな人の視点から見た世界をつらつらとつづっていきます。

痛覚が鈍いひと

 出勤のタイムカードを切った瞬間、涙が溢れて止まらなくなって、今日、明日と仕事をお休みをさせていただく事になりました。
 出勤の車の中でも、そこまで感情が高ぶっている訳でもないのに涙がぼろぼろ出てきて、会社の駐車場で落ち着いて、よし、ってしてから事務所に入ったのに。皆に気を遣わせるような事はしたくなかったのに、やってしまいました。

 今はもしかしたら正常な状態じゃないのかもしれないけれど、痛覚が鈍い、というか、自分の限界に気付けないからこうなってしまうのでしょうね。友人曰く、「骨折れてても気付かないから痛覚が鈍いのは間違いないですね」だって。骨は折ってないよ、疲労骨折だよ。ちょっと筋トレしすぎて肋骨やっちゃっただけだよ。

 気付けないから止まれない。止まれないから大怪我をしてしまう。でも大怪我をするから二の轍は踏まない。みたいな流れがある。体張って生きてるなー。

 ただ今回と同じ事を繰り返さないためには、もう意図的に、自分でブレーキをかけるしかないんでしょうね。今まで突っ走って生きてきた私が事前にブレーキ。出来るかなぁ?
 もっと書きたいけれど敢えて止める、一日に自分の決めたページ数しか書かないっていう物書きの先生がいる、っていうのを以前に何かの記事で見たけれど、これってそういう事なんでしょうね。総合的に見て、敢えて止めた方が長く続けられる、っていうのももちろんあるんでしょうけれど、その裏には自分の性格特性とうまく付き合う、という意味合いが隠されているような気がする。過集中を避けて自爆を避ける、みたいな。あくまで痛覚が鈍い私の解釈として、そういう気がする、というだけの話ですけれども。

 痛覚って、これ以上行ったら危ないよ! っていう危険信号なんですよね。危険察知能力。だからあんまり頑張らなかったり、冒険をしない人は危険察知能力が高いんだろうと思う。そして、そういう人たちの方がえてして余裕があるよね。余裕を持つ事は本当に大事。余裕のある人は、自分も周りも受け入れられる包容力を持っている気がする。

 じゃあ無理に頑張る必要ないじゃん、ってなるんですけど、発達障害(ギフテッド)は頑張らないと多分、生きていけない。もしくは頑張らなくても生きていける環境を自分で構築するしかない。普通の、健常の方にも言える事かもしれませんが、発達障害(ギフテッド)は余計にその傾向が強いんじゃないか、という話です。



 願わくば、他人と折り合いをつけられる程度の余裕を持ったまま、緩やかでいいから前進していきたい。