【ギフテッドな日々】障害と天才の挟間より速報

動作性IQ141ギフテッド。そんな人の視点から見た世界をつらつらとつづっていきます。

発達障害児(ギフテッド)の育て方

 どうもこんにちは。息子の「毎日同じ事の繰り返しでつまらない。学校行きたくない!」が本格化してきていて、どうしたものかと絶賛検討中のMAI-KOです。

 自身も同じ経験の末、仮病&登校拒否の経歴がある故に、なんとかして学校には通わせたい、というよりは、その状況をなんとか解決してあげたい、と思ってしまいます。発達障害は多種多様な特性を持つ故、一概に発達障害児のみんながそうだ、とは言えないのですが、同じ悩みを持つお母様は少なくないと思います。
 そこで今回は、私が実際に息子にしている対応を書き連ねてみる事にしました。これが絶対に正しい!というのではありませんが、私自身はほぼ確信を持ってやっていますし、こういう子育てをしている人もいる、という事実が、同じ悩みを持っているお母さん達の勇気づけになればいいなという思いもあります。軽い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

 まずはうちの息子のスペックを。
・小学校2年生、7歳男児
自閉症スペクトラム、IQ122。
・漢字の書き取り、算数のドリルに書いてある式をそのままノートに写すなど、単純作業の繰り返しが苦手。
・既に分かっている事を宿題や授業でやるのが苦手。
・自分なりのやり方を開発するのは好き。

 とりあえずはざっくりとこんな感じです。

 では毎日、それなりの量が出される宿題はどうしているのか? から行きましょう。


・新出漢字が含まれる文章のなぞり書き。
 本人が言い出した“うめうめパズル”方式を採用。例えば、漢字だけを先になぞり、次にひらがなの部分を順不同で埋めていく、という感じ。うちの息子の場合は文章の意味も読みも理解できているので、手順通りになぞり書きを進める事自体にあまり意味はない、という判断。

・算数の式の写し
 嫌がったら写さないで、答えだけを書けばいい、と言う。担任の先生にそういったやり方でもいいかと事前に相談or宿題になっているページに、どうして答えだけしか書いていないかという理由を、親である自分が許可した旨を書いて先生に伝わるようにする。息子は写しをしない事が“ルール破り”だと分かっているので、親の許可がある事で安心して、本来の目的である計算に集中できる。

・九九の暗記(読み上げ計算)
 詰まったらカンニング可。無理に詰め込ませようとするよりは、何度も流してやって、その中で覚えさせた方が効率よし。時々脱線して算数自体の面白さを伝える事もあり。(例えば7×9が分からなければ、「7×10は? ……70だよね。7×9は7×10より7が一つだけ少ないんだよ?」といった感じ)


 こんな感じです。

 私も自分がそう育てられた事もあって、「ちゃんとやらなきゃ!」と思っていた時期もありましたが、子供本人が“何をしなければいけなくて、(本来なら)何をしてはダメなのか”を理解しているのであれば、無理に型にはめなくてもいいと今は思っています。

 何より、私自身が子供の頃、そうして欲しかったから。

 しかも、世にそういう事を認めてくれるお母さんは少ない、という事をなぜか息子は知っているようです(今日、本人の口から聞いたばかりですが)。そのせいか、息子はよく「ぼくのことをいつも分かってくれてありがとう。大好きだよ」という事を言ってくれますね(基本、子供はお母さんの事が大好きだと思いますが)。

 ポイントは、子供が自分で考えたやり方を尊重してあげる……というところでしょうか。
 既成の型から外れる不安から、つい、「そんなやり方じゃダメ!」「だってそれじゃあ覚えられないでしょう」と言ってしまいがちですが、自分の子供には何が足りなくて、何が強みなのかを探り、それを信じてあげられるのはお母さんだけです。そして子供は、大好きで信頼できるお母さんがGOサインを出してくれれば、安心して自分に自信を持てるようになるのです。

 ちょっと長くなってしまったので、続きはまた次回。
 次回は『忙しい朝の対応』について書いていきたいと思います。