【ギフテッドな日々】障害と天才の挟間より速報

動作性IQ141ギフテッド。そんな人の視点から見た世界をつらつらとつづっていきます。

そうだ、おとぎの国へ帰ろう。

 楽しすぎたはずの仕事がしんどすぎて、こりゃもう退職を口にするのも時間の問題だな、と思っている昨今。それでも今、勢いで仕事を辞めてしまうのは得策ではない、とロジカルな私が言う。

 

 そりゃそうですよ。この先どうするのかも決めていないのに、いきなり無収入になるのは辛い。昨日のブログでも似たような事を書きましたが、決まりやルーチンは(私が勝手に作ったルーチンも含まれますが)安定してみんなが生きていけるようにするためのもの。安定って大事だな。自分一人ならまだしも、子どもを持つ身としては、やっぱり未来に見通しが立たなくなるのは怖い。

 

 そうだ、おとぎの国に帰ればいいんだ!

 仕事中、私は唐突に思いつきました。これもまたWikipediaさん経由で知った言葉なのですが、OE(過度激動)という言葉があるそうな。刺激に対する並みならない反応、という意味らしいです。このOEは5つの分野に分けられ、そのうちの一つである創造性OEは「おとぎの国の住人」と揶揄されるほどの強い想像力を持つんですって。(この“強い”という表現も、他人がどんな風に感じているかなんて分からないから、結局自分が平均と比べて、強いのか普通なのか弱いのかが分からないんですけどねw)

 

 大人になってからは割と現実をファンタジックに生きてきたのでご無沙汰していたのですが、子どもの頃はしょっちゅう夢想の世界に飛び立っていたものです。おかげでホームルームでの連絡事項とか全く聞いていない。下校中も歩きながら読書。TVゲームの世界に入り込むなんてしょっちゅうでした。

 

 自分の内面世界に没頭している間はしんどい現実も忘れられる。これはいいぞ!……と思ったのですが。

 

 無理だ。

 

 いくらほとんどの作業をルーチン化しているとはいえ、心ここにあらずの状態ではどこかで手落ちも出るし、ましてや車も運転する仕事なのにそんな事をしていたら最悪、事故を起こしてしまう。当たり前の事ですけど。

 

 うーん、いいアイディアだと思ったんだけどな。責任を負う大人は、きちんと現実も見て生きなければならんのです。現実との折り合いをつけてしまえる辺りが、私が半端者たるゆえんなのかも分かりませんが。私が思うギフテッドって、アインシュタインとかスティーブ・ジョブズとか、あのへんの突き抜けたレベルなので。

 

 結局、おとぎの国には帰れませんでした。ちょっと入り口から中を覗くくらい。

 ちなみに7歳の息子はしょっちゅう内面世界に旅立っています。やはりおとぎの国の入国は子どもだけの特権なんですかね。

 

 

明後日から一週間近く職場を離れる機会があるので、それでなんとかまた新たな気持ちで仕事に向き合えるようになるといいなぁ。