【ギフテッドな日々】障害と天才の挟間より速報

動作性IQ141ギフテッド。そんな人の視点から見た世界をつらつらとつづっていきます。

どうして気付いてあげられなかったんだろう

 うちの息子は私に怒られるとすぐに拗ねたり、落ち込んだりします。とても自虐的になります。
 その中でも、もうずっと前から気になっていたのが、「やっぱりぼくはいらない子どもなんだ」「死んだ方がいいんだ」という言葉を吐く事。もちろん、そんな事は少しも思っていない、時に怒る事はあってもあなたの事は大好き、と伝え、諭しもしてきました。まだ7歳なので、死ぬ、という言葉の重みもしっかりと理解していない、という部分もあるのでしょう。感情の振れ幅が極端だという事は発達障害の診断を受ける前から分かっていたので、いつしかそういう言葉を吐く事自体に、そこまで深刻に考えなくなりました。

 離婚して5年、息子の発達障害が判明して3か月。
 先日、不意に気が付いてしまいました。

離婚が息子に落とす影

 息子の、“ぼくはいらない子”“いないほうがいい”という発言は、もしかしたら父親がいない事に起因しているのではないかと。
 病院の先生の勧めもあって、先日も離婚(DVでの影響含む)が彼の性格形成に何らかの影響を与えている可能性を調べるために、臨床心理士の方との対話を済ませてきたばかりです。私にとっては離婚も元旦那もとうに過去の話なので、病院でそう指摘されなかったらそこに原因を見い出そうともしなかったでしょう。

 でも、でもですね。息子にとっては違ったかもしれないんです。
 息子は父親の事を覚えていません。でも、父親がいない、という現実は身をもって知っています。少なくともお父さんにとっては、ぼくはいらない子だったんだ、と、無意識に認識しているかもしれないのです。

 だから母親である私に拒否(怒られたり冷たくされたり)された時に、そういう言葉が出るのかもしれない。もう片方の親からも拒否されたら、子供にとっては本当に絶望でしかないのだと思う。感情のふり幅の問題もあるかもしれないけれど、それを差し引いたって辛すぎます。

 それに気付いた時、本当にもう色々と申し訳なくて悲しくて、どうしようもない気持ちになりました。
 もしもそれが原因なら、息子に分かるようにきちんと話して、安心させてあげなければいけない。来月の頭には臨床心理士さんの分析結果が出るはずなのでその時に、息子にトラウマがあるならどう話すべきか、どう切り出すべきか、相談してきたいと思います。


※補足・このブログの別記事で、今の旦那、と書いたりしていますが、実際にはまだ未婚で別居です。ただし遠出や息子のお風呂、トイレの面倒に至るまで、母子ぐるみでお付き合いさせていただいているので、便宜的に旦那、と表記しています。