お金を生む方法
公務員も正社員も自営業もやってきて、仕事を充実させようとした結果、うつになるという事態に陥ったので、もうまた別のパターンで仕事というものと付き合っていきたいと思う。
結論から言うと、お金を生むシステムを創り出す、という事だ。
お金を生むシステム、といって思い浮かぶものはどんなものでしょう？
事業を起こす、アフィリエイト、印税生活、ネットワークビジネス……
色々あるとは思うのですけれど、今回は低コストで現実的、かつ“システムとして構築出来るもの”に焦点を絞って考えていきたいと思う。
お金を生む“システム”とはなんぞや
世の中にはお金の流れがあって、自分はその流れの中にいる。例えばお店の店員さんで例えてみると、
自分働く→お客さんがお金を払ってくれる→お店の売り上げになる→その中から自分に給料が支払われる。
とまあこれが普通の流れである。しかしながらこれは自分がお金を生むシステムの中に組み込まれている状態だ。
じゃあ自営業ならいいのかっていうと、例えば農家さんとかだと、
自分働く→作った農産物を出荷する→お金入ってくる。
のループになるだけであって、自営業ならいいという訳でもない。で、これらのループの外にもお金は流れている訳で、そこでもお金はまた別のループを描いていたりする。農家さんから農産物を買い上げた業者さんはあちこちの店舗に商品を流してお金をもらって、また仕入れに走る。そんな感じに。脱サラしてラーメン屋さんを始めた場合も一緒だ。独立開業の夢はかなうかもしれないが、自分が（おそらくはサラリーマンでいた時よりも多くの時間を）働いて、その時間の対価としてお金を得る事には変わりない。
じゃあどうすればいいのか？ そのループを自分で創って、自分はループの外からお金を頂戴すればいいのだ。お金が循環するシステムを創って、そこから派生する余剰金を自分のお給料にすればいい。
ネットワークビジネスがダメな理由
お金の循環から利益を得る、というシステムの理解のために、ネットワークビジネスにも触れておこうと思う。
ネットワークビジネスの勧誘は大体、不労所得！ 自分の夢をかなえる！ みたいなスタンスから入ってくると思うのだけれど、信頼を失うとか友達なくすとかそういう理由ではなくて、ネットワークビジネスではお金のループの外に出られないのではないか？ という観点から持論を述べてみる。
まず、自分が勧誘した人が商品を買えばマージンが入るし、その勧誘した人が販売員（ディストリビューター）になって売った金額からも自分にバックが入る、という構造自体は良い。
良いけれども、勧誘した人が黙ってても新しい人をバンバン勧誘して来てくれる事なんてまず、ない。勧誘の教育・相互補助システムがあるにしても、それをするのは結局、自分達でしょうし。もしまかり間違って自分の知人友人が下位ディストリビューターになってくれたとしても、売っている商品自体への愛着も、勧誘営業の得手不得手も分からない（だからほぼ万人が共通して持っている、不労所得、夢、みたいなニーズで攻めようとするんでしょうね）人が果たして続くんでしょうか？ ただ商品が気に入って、というのであればいちお客さんとして、個人的には買ってくれるかもしれませんが、人は浮気をする生き物です。世の中にはこれだけ多くのいい商品が溢れているのですから、放っておいていつまでも売れる、とは考えない方がいい気がします。
とまあここまで色々ネガティブな事を書いてみましたが、言いたかったのは、不労所得とは言いつつも、結局は自分が動かなければいけないんではないの？ という事です。
本当に多くの人を（数十人～数百人単位で）勧誘して、その中の一部が頭角を現して、自分はメンターとして個人で下位向けの勉強会を開く、くらいになれば不労所得と言ってもいいと思いますが、それってどれだけの労力でしょうか。ラーメン屋さん開いて繁盛させて、店長雇って隠居するのとどっちがいいの？ くらいの話になってしまいます。
お金を生むループを創って外に出る
ネットワークビジネスの補足で。販売員（ディストリビューター）として始めると、結局、お金の流れが一方向なんですよね。つまり、自分がループに組み込まれているって言う事。じゃあネットワークビジネスという、お金を生むシステムの主は誰か、って言ったら、その商品を作っている会社なんですよね。どうしてもネットワークビジネスでシステムを構築したければ、自分がメンターになってオリジナルの勧誘方法を確立して、自分以下でシステムを回してもらうしかない。
でも労力の大小はあれ、お金を生むシステムを創る、ってそういう事なんですよね。ラーメン屋の件も然り。
ただ私は、ネットワークビジネスとラーメンにそこまでの時間、労力、お金、情熱をかけられないので、もうちょっとリーズナブルに、気軽に始められる方法を取りたいと思います……
ちょっと長くなってしまったので続きはまた次回！
