衝撃！これが自閉症スペクトラムというものか！
先日、息子が通っている病院で、息子の人格検査（性格診断テストのようなもの）の結果が出たのですけれども。
え。これ、私のこと？ ですか？
というくらい自分自身にも思考特性に思い当たるふしがあったので、問診結果なども踏まえてまた掘り下げていきたいと思います。
問題のある人格が形成される経緯
まずですね、“自分と周りが隔てられている感じ（閉塞感）がありながらも、外との交流を望む”とか、まんまなんですよね。
実際に過去のエントリーでそんな事書いてますし。診断前に。他人のせいにする他責反応もそう。社会に出てから研磨されてよく考え、今でこそ抑えられてはいますが、子供の頃はなんでもよく人のせいにしていました。だからこそ自分を責めてくる（こちらの防御を取っ払おうとする）「言い訳をするな！」を言われるのが大嫌いだった。言い訳じゃないし。理由を述べてるだけだし！ って。それに対して、なぜ言い訳をしてはいけないのか、客観的視点だけではなくて自と他を認めつつ、その違いについて明確に説明してくれれば納得できたのに。誰もしてくれなかった。（←はい、他責反応ｗ）
そんな事が重なるー。→私が考えてる事や分からない事について、誰も論理的に応えてくれないー。話噛み合わない―。→皆、頭悪いんじゃ(以下略
はい、盛大に尊大な人間のできあがりです。
幼少期から、誰一人自分の言いたい事を汲んでくれなかったら。自分自身を認めてくれなかったら。こうなりますよ。
ある方のブログに出てきたクズ太郎(通称)も一部、これに近いところがあるんじゃないかな。これまで誰も自分を認めてくれなかったから自分で自分を認めるしかなくて、他者をけなし、かたくなになっていく。他に知的障害や人格障害があってこれを併発していたとしたら、それはもう大変ですね。
※あくまで私自身の例と感想であり、自閉症スペクトラムの人全てがそうだということではありませんのであしからず。
一つ聞きたい
普通と言われる感覚の人に、一つ問いたい。例えば「言い訳するな」とか言われて大丈夫なんですか？ 腹立たないんですか？
34年生きていればさすがに私ももう、(日常生活では)言い訳自体しませんけれども、子供時代とか思い出してみてですね。他に何も言われなくても心から理解できたんですか？ とても理解があって聡明な両親がいらっしゃった方の場合は、ご両親が上手に導いてくださったのかもしれません。ただ“そういうものだ”的な躾を受けて育った方はどう思っているのか。
それだけで、ストレスなく他者との関係を築いていけるようになったのか。それとも今でもストレスを抱えたままで生きていらっしゃるのか。
普通、と言われる感覚が分からないので正確ではないかもしれませんが、私の感覚では、後者が多いような気がしてならないのです。
自閉症スペクトラム児の教育は、そのまま普通の方にも使えるのでは？
という妄想。
障害、健常全てひっくるめて、世の中、きちんと自分自身を認めてもらう、っていう経験がえらい少ないんじゃないかと感じたのです。
いや、分かりません。私がメンタル引きこもりだから主観がこじれていてそう感じるだけであって、皆さんからしたら、余計なお世話だ！ 充分、充実してるわ！ ってなるのかもしれませんが。
でも、普通の人だって、表面的な対応ができるというだけで苦労している部分もあるんじゃないかなぁ、とか……
そうじゃなければ、あんなにヤダヤダ言いながら仕事したり、飲み会で仕事できない奴の悪口連発しないよなぁ、とか……
ああもうすみません、上から目線に感じたらすみません。
ただ、それがストレスの発散方法になっていて、日常的にガマンすることが普通なのだとしたら、普通の前提自体がおかしくないかい？ と言いたかっただけなのです。もっとみんなの気持ちが楽になる方法だってあるはずなのにな。それを普通にしたらいいのにな。って思っただけなのです。
私にとって当たり前の感覚=自閉症スペクトラム、という衝撃
私は公務員、自営業、会社員、色々やって来ましたがダメでした。仕事ができない訳じゃないのですが、ある程度仕事で成果を上げられるようになると、飽きて、退屈になって、それに耐えられなくなってしまうのです。新しい目標が欲しいんだけれども、そのためには更なる縛り（その会社への帰属や労働時間の延長）や、試験突破などで周囲に資格があることを示す必要があります。けれども周囲との折り合いをつけるためだけに、貴重な時間や労力を費やすのはもったいない、面倒だと感じてしまうのです。それだけの価値があるのか、と聞かれれば、メリットデメリット全て天秤にかけて、ない、と判断してしまいます。
周囲と自分との断絶。自閉傾向。
周りに証明するためだけに資格を得ることをくだらない、と思っていたけれど、その意義を、やっと心の底から理解できた気がします。
自分以外に分かってもらうために、自己評価と他者評価をつなげるために、便利なツールとして資格や試験があるのですね。
だから資格を取ったり、試験に受かることが大事！ みたいな、本質を説明しない、理解していない教育は悪であって(以下略
とりあえず、ぼちぼち休職期間が切れそうなので、今後どうするか決めていきたいと思います。正社員を目指す、みたいな選択肢は絶対にないですが(家庭と両立できないため)。休職させていただいて、このブログを立ち上げる時間を確保できたことは本当に感謝。書くことは、自分の考えをすごくまとめてくれますね。
