【ギフテッドな日々】障害と天才の挟間より速報

動作性IQ141ギフテッド。そんな人の視点から見た世界をつらつらとつづっていきます。

Stand Alone

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 うつの休職期間がもうすぐ切れるからなのか。それとも今朝、薬を飲みそびれたからなのか、今日は少し胸が苦しくなる。
 ただ、一番の大きな原因は、このブログを書き進めるほどに自分が自閉症スペクトラムである、という認識が深まって来ているせいだと思う。

 小学校の時は本の虫だった。学校の行き帰りで読んで市の図書館で借りてきて読んで。息子もそうだけど、多分、ハイパーレクシアというやつ。年齢相応以上の単語解読能力を持つが、文章読解能力が低く、コミュニケーションに苦労する(Wikipediaより引用)とか、性質として絶賛当てはまる。
 中学校、高校では小説ばかり書いていた。唯一ハマった運動は、内面練磨の要素の強い空手。今思い返してみても、自分が自閉症スペクトラムだという裏付けになる要素しか出てこない。

 変わった自分を自覚しながらも、普通や常識と折り合いをつけることが正しいことだと思っていて。閉塞感を感じながらもそれもみんな一緒で、当たり前の感覚なんだと思っていて。でも周りに合わせようと、知らないうちに頑張っていたことを思い知ってしまった。もう、無理をしたくなくなってしまった。
 言い訳をして、自分の内面と実世界とに折り合いをつけ続けることにはもううんざりなのだ。

僕らの世界は


 いつも完全じゃなく 変化をもとめればきっと 風穴くらいあくだろう


 私の好きなポルノグラフィティの『Stand Alone』という曲のサビの部分。『RHINOCEROS』というアルバムの収録曲だけど、マイナーな部類に入るのかな?
 この曲大好きで、今聴いてて、ちょっと泣きそうなくらい勇気をもらってる。

 思えば今まで、ずっとこんな感じで生きてきた。
 生きづらい世界の中で、なんとか自分らしく生きたくて、自分の心が命じることはなんだってやってきた。でもいつもどこかで折り合いがつかなくなって、また次の風穴をあけに全力疾走する。その繰り返しの果てが、今の自分だ。

 でもここが終わりではない。ここで立ち止まってはいけないと、この曲は背中を押してくれる気がする。そんなメッセージを受け取れるくらいなのだから、うつの方はもう大丈夫なのだろう。きっと。

 折り合いをつけ続ける世界にうんざりしたのなら、その事実に気付けたのなら、今度はその世界に風穴をあけてやればいい。

 うつになる前の私はいつだって自信たっぷりで、まっすぐで、自分に正直だったはずだ。“難解な問題に何度 跳ね返され”ても、理想を追い求めることを諦めなかったはずだ。

 このブログは、私の世界に次の風穴をあけるためのブログだ。いつの間にか、書くことが自分自身と向き合うことになっていた。誰かが「考えがまとまらない時はとにかく紙に書いてみればいい」と言っていたが全くその通りだった。悩んでいる人、超おススメする。

逃走だ


 行き詰まるほどの 窮屈な毎日に


 “反抗だ。やせ我慢のレジスタンス気取って”、ね。

 目的地さえ分かっていれば、そして歩き出す元気さえあれば、人はどうにかしてそこまで辿り着けるものなんです。例えそれが10000km先だって、電車や飛行機がなけりゃ歩けばいい。

 “誰も気づかなくても”、この世界に“小さな奇跡を起こ”してやろう。

 ここが私の、再スタートです。


※文中“”内、見出しとその直下はポルノグラフィティStand Alone』の歌詞からの引用です。