発達障害の検査を受けた結果
本日の心療内科通院で、うつ治療と同時に、ついに大人の発達障害検査・WAIS-Ⅲの結果が出ました!
結果的には色々とやっちまってる感がすごいのですが、この検査結果は期待通り、ブログの根源でもある“障害と天才の挟間”の根拠を示すものとなりましたので、奮って書いていきたいと思います。
診察室にてのやり取り
※うつの診察の後で
医者「あ、この間のWAIS-Ⅲの結果も出ましたよ」
私(おお、ついにか!)
で、お医者さんの第一声が、
医者「全く問題ないです!」
私「!!!」
この時点で私、なんとなく結果と見解を察する。
結論から言うと、全IQ指数は128。うち、言語性IQは114、動作性IQは141。
医者「間違いなく天才ですね!」
ありがとうございます。
でも……その場では忘れていて、ツッコめなかった点がいくつかありまして。
詳しくは以下で解説していきます。
IQに対する詳細
まず、IQ128って、低かないでしょうけど天才っていうほどか? というか小学生の頃から劣化しとるやん、私(当時IQ138)。そして言語性IQとか動作性IQとか、意味が解らないんですけれども。
という訳で、家に帰ってきてからいろいろ調べてみました。
WAIS-Ⅲで分かる検査項目については、こちらのサイトさんが詳しく書いていてくれて、大変助かりました。
www.yomocracy.com
※以下、誠に勝手ながら記事にも引用させていただいております。すみません。
まず言語性IQとは何か。
・耳で聞いた情報を処理する能力
・言葉の知識、言葉を使って考えたり表現したりする力
で、ポイントは生育環境、学習環境、社会階層などの影響を受けやすいという点。
対して、動作性IQとは何か。
・目で見た情報を処理する能力
・非言語的な知識や、空間的な動きの力
そしてこちらは生まれつきの能力で、後天的影響を受けにくいようです。
つまり、先天性である動作性IQが異常値(130以上)ぶっちぎっているという点で、お医者さんは私を“間違いなく天才”と評してくれたようですね。
私が小学生時代から劣化した理由
上記の先天性、後天性の理由から、私は小学生時代から、言語性IQが著しく劣化したと考えられます。そりゃあそうですよね。小学生の時はちゃんと勉強していて、子供用のテストを受けてのIQ138という結果でしたが。ある地点からはほとんど勉強しなくなりましたから。
それに学生時代に覚えた、ちょっと本やネットで調べれば分かる歴史や地理など、脳の容量を使うに値しないと(以下略
しかしそのせいで、全IQ指数、いわゆる一般的に使われる意味でのIQが132を割ってしまった。
これではMENSA(入会資格おおむねIQ132以上)に入れないじゃないか。なんてこった。
まぁ後天的に伸ばせるなら勉強してから受験する、っていう手もあるけれども。面倒臭いな。
検査結果から見えてくる問題
で、メインテーマ。
言語性IQと動作性IQの間にある数値差をディスクレパンシーと呼ぶらしいのですが。このディスクレパンシーに15以上の数値差があると、発達障害の疑いあり、と言われています。
動作性IQ141-言語性IQ114=27
はい、ここでもぶっちぎってますね。
この方程式だと、私は高機能自閉症傾向、という事になる。
上で引用させていただいたサイトさんが、WAIS-Ⅲで分かる群指数についても言及してくれていました。息子の発達障害(自閉症スペクトラム)の診断基準にもなったのがこの指数です。ここでも発達障害か否か? を見る上で大切なのは数値のばらつき。
ちなみに私の結果はこうでした。
言語理解:IQ111
知覚統合:IQ135
作動記憶:IQ107
処理速度:IQ127
ばらついてるなんてもんじゃねーぞ、これ。
知覚統合と作動記憶に28も差があるんですが。いやでもすごい分かります。物事の組み立てや分析(知覚統合)はめちゃくちゃ得意ですが、暗算やマルチタスク(作動記憶)はめちゃくちゃ苦手ですもん。カレンダー見て、〇〇の引き落としが何日で、それが落ちなかったら振り込み期限が何日で……みたいな処理する仕事とか、本当に無理。
でもばらつきがあっても、全ての数値が平均以上だから問題視されなかったんだろうな。
お医者さんの所見
『ご自分がよくお出来になる分、他者に対して厳しくやや批判的な評価を下しがちであるようです。またご自分の世界はほどほどに楽しまれているようですが、周りの方々との協調性が不足しておられるように見えます。生真面目に根を詰めるあまり、今、身体面に起きている様々な症状(うつ状態の事)は、社会的・環境的な状況とのひずみが蓄積している結果と言えるでしょうか』
ええ、まさにその通りです。だから困っているのですが。
「もし自分のIQが高いが故に周りとうまくやっていけないなら、自分に合った仕事(転職)を考えたい」ということを検査の前に言ったのですが、『それなら横滑りに別の職場に行くよりは、自分のやりたい資格や免許を取って、全く新しい職場に行った方が将来的に有効だよ!』といった旨のアドバイスも頂けました。
私の人生、それの繰り返しだなぁ。何一つ、同じようなことやってねぇや。
結論
結局「もう自分で起業するしかないな」ということが裏付けをもってより明確になった、という感じでしょうか。
とりあえずは私が“障害と天才の挟間”にいることが証明されたのでよしとする。ディスクレパンシーについてはまた来週、お医者さんに改めて聞いてみることにします。