うつで休職→職場復帰してみた
一か月強の休職を経て、19日から職場に復帰したので、職場の対応等も交えて、その感想を記しておこうと思う。
職場復帰初日
私生活では大分元気になってはいたけれども、職場に戻るとなるとさすがに感情が引っ込む。
それでも表面上は薄い笑顔を作って事務所へ。
みんな優しい。みんな温かい。
待ってたよ、って言ってもらえて、事業所長やリーダーや代配に行ってくれた人たちにお礼を言って回った。
配達の仕事はいきなり一人ではなく、当分、同乗者が乗ってくれるように配慮してくれていた。ここまでの神対応があるだろうか。
配達に出ると、担当していたお客さんが皆、心配してくれていた。行く先々で、もう大丈夫なの? って声を掛けてくれた。お客さんの前では、かなりいい笑顔でいられた、と思う。
配達は滞りなく終わった。一番信頼できるリーダーが同乗してくれていたので、私の発達障害の検査結果なども、差支えがない程度に話させてもらった。大学に行きたい、という話も、全て受け入れてくれた。
職場復帰二日目~三日目
職場復帰二日目の夜、旦那様と話をした結果、私は自分を上に置いて周りを下に見ている、と言われてしまった。
その通りだと思う。私が変で、一般的な普通とは違う、と言い換えたらちょっと分かってくれたみたいだった。
けれども、この世で一番信頼している旦那様に、尊大で偉そうな女だ、と思われてしまったと思ったら、どうしようもなく不安定になった。
これまでの人生の中で、そんなのみんな一緒だ(だからお前も我慢するべき)、とか、普通はこうだ(だからお前も合わせるべき)みたいな同調圧力の中で、みんなも同じように我慢しているのだから私が特別わがままで変なんだ、と思わされてきた。実際、そうだった。IQを調べてみたら、天才と言われた。でもそれを口にしようものなら、今度はやっかみを受けたり、上から目線だ、尊大だ、調子に乗っている、と言われる。
旦那様の言っていることは分かる。
でも本当は、私はただ、私の感覚を理解してくれる仲間が欲しくて、正確に理解してもらうために分かりやすい尺度で話をしているだけだ。そもそも、やっかんで来そうな相手には話すらしたくない。
旦那様はやっかみなどとは無縁だ。でも“尊大で偉そう”な私が本質だとは思われたくない。
この出来事のおかげで、職場復帰三日目の朝はテンションダダ下がりだった(もともともそんなに高くはないが)。
それでもこの日も隣に人が乗ってくれていたおかげで、たわいもない話をしているうちに少しずつ元気になっていった。
結局、私がうつになった本質は仕事云々じゃない
突っ走りすぎた結果、うつになったと思われているので(それもうつの土壌を作った原因ではあるけれども)職場は終始、焦らないように、ゆっくりでいいよ、というスタンスでいてくれていた。本当に、こんな恵まれた会社はそうないだろうと思う。理性を介しては、そう理解出来る。
水、木、金と三日間、甘えさせてもらったが、仕事自体は多分、復帰できると思う。生けるしかばねのような働き方になるか、その時だけ集中してガッと片付けるような働き方になるかは分からないが。
結局、私がうつになったのは、私自身と環境が合っていないからなのだ。
旦那様は、私の伝え方が悪い、能力不足の問題ではないかと突っ込んできた。そうだとしても、パートの身分で、営業方針について事業所長に事細かく意見する訳にもいくまいよ。それはどこの会社に行っても多分、一緒。
環境を変える。そのために大学に行く。その学費を稼ぐために、今の職場で頑張る。
これが本質を変え、私が楽に生きるための現実的な方程式になるだろう。
今現在、休職中で職場復帰を考えている方へ
例え身体が元気になったとしても、薬を飲み続け、ストレスを押し殺しながら働き続けるのは建設的ではない私と思う。
真の意味での職場復帰を目指すなら、自身が心身を壊すきっかけになった本質を見極め、それが解決できるかどうかを考えなくてはいけない気がする。
私の場合は二つある。
①職場内外問わず、たった一人でもいいから真の理解者がいること。
②全力でした仕事の意図を汲んでもらえること。
……こうしてみると、結局、仲間が欲しいだけなんですね。
その、真の理解者である旦那様とすれ違いがあったことで、三日目の仕事序盤はガタガタ崩れた。
(なんという寂しがり屋なのでしょうか!)
私の場合は、②全力でした仕事の意図を組んでもらえること。
これが叶わない以上、どんなに待遇が良くてもいつまでもこの職場にはいられない。仕事に生きがいを見出そうとせず、ただだらだらと日銭を稼げばいいのかもしれないが、時間がもったいなさ過ぎて、それに耐えられるかどうかはまだ分からない。
とりあえず月曜日にまた旦那様と話ができる事になったので、ただ自分と同じ仲間が欲しいだけ、ということ。そして、あなたにだけはきちんと理解していてほしい、というワガママを伝えてきたいと思います。